Japanese
English
消化器外科症例集 症例
瀰慢性胃ポリポージスの1例—いわゆるメネトリエ氏病
One case of diffuse gastric polyposis:In relation to Menetrier's disease
林田 健男
1
,
城所 仂
1
,
大原 順三
1
,
竹田 昌暉
1
,
荻野 彰久
2
Takeo HAYASHIDA
1
1東京大学医学部分院外科
2共立荻野病院
pp.970-974
発行日 1969年7月20日
Published Date 1969/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204898
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顔面,下肢の浮腫,心悸亢進などを主訴として来院し胃精密検査により瀰慢性胃ポリポージスと診断,著明な低蛋白血症も認めたため手術施行,切除標本では後にのべるように幽門洞では主としてひも状に細くのびたポリープの群生,体部では粘膜ひだの肥大,蛇行即ち巨大皺襞様の所見の共存した極めて特異な所見を認めた.瀰慢性胃ポリポージス,巨大皺襞,更には胃炎の立場から見て,極めて興味ある症例と考えられる.
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