Japanese
English
症例
特異な経過をたどる先天性肥厚性幽門狭窄症
Atypical congenital hypertrophic pylorus stenosis of the stomach
松浦 雄一郎
1
,
堀川 嘉也
1
,
梶本 照穂
1
Yuichirô MATSUURA
1
1広島大学医学部外科学第一教室
pp.431-436
発行日 1967年3月20日
Published Date 1967/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204269
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はじめに
新生児,乳児期には嘔吐を主症状とする患児にしばしば遭遇し,その中の一つに先天性肥厚性幽門狭窄症による場合がある.
本症は,本邦においてはきわめてまれな疾患とされているが,私共は最近数年間に先天性消化器奇型の44例を経験し,そのうち先天性肥厚性幽門狭窄症が6例(13.6%)もあり,案外に多いのに驚いたしだいである.
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