Japanese
English
症例
先天性肥厚性幽門狭窄症の3手術例
Three operated cases of congenital hypertrophic pyloric stenosis
新橋 義一
1
,
海老原 貴一
1
,
新原 博之
1
,
一色 昇
1
Giichi Niihashi
1
1浜松赤十字病院外科
1Hamamatsu red cross Hospital
pp.788-790
発行日 1963年6月20日
Published Date 1963/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203100
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先天性肥厚性幽門狭窄症は1717年Blairにより初めて報告された疾患であるが,Wallgrenによれば出生1,000に対して2〜4の割合で発生するといわれ,軽症例は日常かなりしばしば小児科医の遭遇する所である.1912年Ramstedtの粘膜外幽門筋切断術の発表以来,欧米においてはかなり一般的に手術が行なわれ,多数の報告があるが,本邦では比較的手術報告が少なく,未だ100例に満たないようである.私共は最近本症の3例に手術を行なつたので,その拙い経験を報告したいと思う.
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