Japanese
English
論説
外科的手術と肝機能の変動
Liver function tests and surgery
海藤 勇
1
,
涌井 和夫
1
,
佐藤 俊一
1
,
伊藤 清
1
,
真田 昌彦
1
,
松田 徳義
1
,
熊田 博克
1
,
山家 令史
1
,
小山 研二
2
,
清野 祐彦
3
,
鈴木 秀男
3
,
大内 敬一
3
,
前川 康治
4
,
鷺坂 良
4
,
瀬戸 淳一
4
,
瀬戸 恵一
4
,
銭谷 喜四男
4
,
渡辺 和三郎
4
,
津田 敏夫
4
,
山家 晃洋
4
,
当麻 忠
4
Isamu KAITO
1
1東北大学医学部山形内科
2東北大学医学部槇外科
3県立山形中央病院内科
4公立刈田病院
pp.1221-1227
発行日 1966年9月20日
Published Date 1966/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407204083
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はじめに
手術という非生理的条件を人体に加えると種々の代謝障害が生ずることは周知のことであるが,ことに肝臓は腹腔内最人の臓器であり,代謝の中心をなすものであるから,当然手術という侵襲での影響は最も大きいと考えられる.
われわれは主として消化器疾患をとりあげ,術前に行なつた種々肝機能検査が術後いかなる変化を示すかについて術後3,7,14日の短期間の観察を行なつたので,その成績を報告する.なお輸血の施行が検査成績に与える影響も無視できないので,この面について検索を加えた.
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