Japanese
English
特集 脳・頸部・胸部の症例
Mondor氏病の2例
Two cases of Mondor's disease
天晶 武雄
1
,
椎名 栄一
1
,
松田 博青
1
Takeo Amaaki
1
,
eiichi Shina
1
,
Hiroharu Matsuda
1
1慶応義塾大学医学部外科学教室
1Department of Surgery, School of Medicine, Keio University
pp.1237-1239
発行日 1964年9月20日
Published Date 1964/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203426
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はじめに
Mondor氏病は主として前胸部皮下に生ずる硬い索状物を主訴とするもので,数ヵ月の経過で自然に消失する良性疾患である.本症については仏人Mondorによる詳細な報告があり,これがMondor氏病といわれるゆえんでもある.
本邦ではすでに鬼束,外賀,最近においては綿貫が詳細に報告しており,これまで考えられていたほど稀有な疾患ではないという見解があるように思われるが,最近著者らも2例を経験したのでここに報告する.
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