Japanese
English
特集 小児外科
Hirschsprung病の治療方針に対する検討
Hirschsprung's disease
伝田 俊男
1
,
勝俣 慶三
1
,
秋山 洋
1
,
一色 昇
1
,
遠藤 大滝
1
,
井上 迪彦
1
,
石井 勝己
1
Toshio DENDA
1
1慶応義塾大学医学部外科学教室
pp.1035-1046
発行日 1964年8月20日
Published Date 1964/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203394
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はしがき
Hirschsprung病は,高度の排便障害,腹部膨満を主徴とする先天性疾患であり,Hirschsprungが1887年はじめて独自の疾患として記載した.
本疾患は,まれには成人例の報告1,2)もあるが,その多くは新生児期に発症するものである,従来は,この時期に診断不明のまま放置されたり,あるいは保存的に治療され,幼児期まで生存し得た症例のみを観察していたために,その症例数もきわめて少なかつた.
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