グラフ
頭部外傷に対する治療的低体温法
光野 孝雄
1
,
金谷 春之
1
,
淵沢 敬吉
1
1岩手医科大学光野外科教室
pp.5-8
発行日 1964年1月20日
Published Date 1964/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407203232
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
最近頭部外傷の激増とそれら障害の重症化しつつあることは今更ここに論んずるまでもなく,その治療法の確立は緊急を要する課題である。
頭部外傷急性期の病態の解明に伴ない硬膜内・外血腫に対する血腫剔除術の普及をみるにいたり,その治療成績をいちじるしく向上せしめたことは誠に喜ばしいことである。しかし血腫以外の重症な脳挫傷をいかに治療して救済するかは重要な問題であるがまだ明らかでない。
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.