Japanese
English
綜説
外科領域疾患における血清コリンエステラーゼの臨床的意義について(2)
Clinical significance of serum-cholinesterase in the surgical field
三樹 勝
1
,
守谷 林太郎
1
,
大川 共一
1
,
田所 孝
1
,
田中 竜彦
1
,
藤島 義一
1
,
飯田 安彦
1
,
内藤 委仲
1
Masaru MIKI
1
1日本医科大学松倉外科
1Dept. of Matsukura's surgical clinic Nippon Medical College
pp.629-639
発行日 1961年7月20日
Published Date 1961/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202792
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Ⅳ.肝コリンエステラーゼと血清コリンエステラーゼとの関係について
前述のごとく血清ChE活性値と諸種肝機能検査成績との間には疾患の相違によりそれぞれ程度の差はあるが統計的にも明らかに相関関係が認められたのであるが,それではこのさい肝臓自体に含有されているChEは如何なる変動を示し,肝ChEと血清ChEとの間には如何なる関係が存するかが問題であろう.そこでこの点を解明するために一群の臨床的ならびに実験的研究を試みた.
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