Japanese
English
症例
Brodie氏骨膿瘍の3例
Three Cases of Brodie's Abscess
橋本 竜夫
1
,
倉本 一
1
Tatsuo HASHIMOTO
1
,
Hazime KURAMOTO
1
1日本医科大学整形外科
pp.455-458
発行日 1960年5月20日
Published Date 1960/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202601
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緒言
いわゆる，Brodie氏骨膿瘍は1830年にBen-jamin-Brodieが脛骨に見た9例の報告を初めとして，海外にはThomson,Henderson,Simon等の報告があり，本邦においては昭和5年，玉木の報告以来，最近に至る迄81例の多きを数えている．本疾患は必ずしも稀有なるものではないが，その特徴として症状が軽微で，且つ症状の発現が間歇的で永続することが少なく，診断は必ずしも容易ではないとされている．
最近当教室において，その3例を経験したのでここに報告する．
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