Japanese
English
綜説
人工内臓の研究(第1報)—血液ポンプの吟味ならびに体外循環時の腹部諸臓器の機能
Study on the Artificial Intra-abdominal Organs
中山 恒明
1
,
中村 武
1
,
山本 勝美
1
,
吉田 充
1
,
矢沢 知海
1
,
有馬 忠正
1
,
鍋谷 欣市
1
,
石島 福昭
1
,
草柳 芳昭
1
,
和田 房治
1
,
秋元 駿一
1
,
大坪 雄三
1
,
南園 義一
1
,
橫田 俊二
1
,
泉 武
1
,
飯島 嘉之
1
,
中島 和彥
1
,
高橋 康
1
,
山口 慶三
1
,
辻 輝蔵
1
,
山野 徳雄
1
,
橋詰 定明
1
Tsuneaki NAKAYAMA
1
1千葉大学医学部中山外科
1Nakayama's Surgical Department, School of Medicine Chiba University
pp.193-198
発行日 1960年3月20日
Published Date 1960/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202562
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はじめに
近時,体外循環の研究分野は急速な進歩を遂げ心臓直視下手術,大血管外科,腎臓,肝臓機能の体外における代償装置(いわゆる人工腎臓・人工肝臓)さらにまた撰択的脳灌流等の実用面において,その活動は目ざましいものがある.
体外循環を行うにあたつて最も重要なものの一つは,循環血流動態を如何にして正常循環のそれに接近せしめるかという点である.そしてこれは生体と体外循環装置と結ぶ配管や間挿装置の条件も関係するが,体外循環の心臓部ともいうべき血液ポンプの性能が大きく作用しており,体外循環を円滑に行う上に意想外の影響をおよぼすものである.
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