Japanese
English
症例
十二指腸ポリープの1手術例
A Case of Duodenal Polyp
宮治 清一
1
,
関口 守
2
,
細田 寿穂
2
Seiichi MIYAZI
1
,
Mamoru SEKIGUCHI
2
1日本専売公社東京病院外科
2東京慈恵会医科大学大井外科
pp.1247-1251
発行日 1959年11月20日
Published Date 1959/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202502
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十二指腸良性腫瘍の報告は極めて少なく,約100年前,初めてCruveilhier15)が剖検で,クルミ大,乳頭状の腫瘤を記述している.本邦における十二指腸良性腫瘍手術例の報告は,文献で7例にすぎない1)−7).私は術前,レントゲン検査により十二指腸ポリープと診断し,胃切除標本の幽門輪直下に発生せる十二指腸ポリープに遭遇し,組織学的に検索してBrunner氏腺腺腫によるポリープであることを明らかにしたので,ここに報告する.
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