Japanese
English
薬剤
心臓制止後開胸心臓マッサージにより完全恢復した1例—γアミノ酪酸使用例
A Case of cardiac Arrest Completely recovered by Means of cardiac Massage by Immediate Thoracotomy
平賀 洋明
1
,
笠置 商次
1
,
側見 鶴彥
1
,
山中 純一郞
1
,
菅野 凞
2
Hiroaki HIRAGA
1
,
Hiroshi SUGANO
2
1札幌医科大学結核科
2札幌医科大学麻酔科
pp.495-498
発行日 1959年5月20日
Published Date 1959/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202389
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最近麻酔術の発展と外科手術適応の拡大,特に心臓外科の発展により,急性心臓制止の発生はむしろ増加の傾向にあり,従つてこれに対する適切な処置,即ち蘇生法の実施が今や欠くべからざる手段の一つとなつている.この問題は心臓外科に限らず他の部の外科においても時に経験される問題であるがその報告は極めて少く,しかも蘇生法実施による完全回復の報告は林等11)による1例以外みあたらない.
我々は最近肺切除の目的で気管内挿管閉鎖循環エーテル吸入麻酔後急性心臓制止例に直ちに開胸,心臓マッサージを行い完全回復をみた1例を経験したので報告する.
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