Japanese
English
症例
全身凍傷の1例—主として薬物冬眠との関係について
Report of a Case on the Constitutional effects of Cold
広瀨 達郞
1
,
吉田 穰
2
Tatsuo HIROSE
1
,
Minoru YOSHIDA
2
1広瀬病院
2金沢大学医学部病理 渡辺研究室
pp.439-440
発行日 1959年4月20日
Published Date 1959/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202380
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緒言
Laborit,Huguenard等の創始になる人工冬眠療法はその本態も次第に明らかにされつつある今日,それが凍傷に対する効果は未だあまり明らかにされていない.我々は1956年1月雪中に埋れ,低温と饑餓の中に96時間を過し,救助された全身凍傷の一症例を診療する機会を得,之が二次性Schockの防止に人為冬眠療法をほどこした処良結果を得た.更に寒冷及び饑餓と人為冬眠との関係についての2,3の実験を加えて此処に報告する
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