Japanese
English
特集 腹部外科
症例
結腸結核に就いて
On the Tuberculosis of Colon
竹林 淳
1
,
高津 郁男
1
,
岡 裕三
1
,
野口 房好
1
,
岡野 正敏
1
Jun TAKEBAYASHI
1
,
Ikuo TAKATSU
1
,
Hirozo OKA
1
,
Husayoshi NOGUCHI
1
,
Masatoshi OKANO
1
1大阪市立大学医学部沢田外科教室
1Ist Surgical clinic of Osaka City University, Medical School
pp.273-276
発行日 1959年3月20日
Published Date 1959/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202350
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緒言
腸結核をHippocrates や Galenは肺結核患者にくる重症赤痢と考えたが1816年Bayleが結核結節の特異性を提唱して以来多くの発表がなされた.腸結核に関する文献は古今東西枚挙にいとまがないが結腸結核に関する報告は極めて少く,本疾患がかなり稀有なものである事を物語つている.
著者は今回上行結腸結核性潰瘍の1治験例を経験したので現在までの発表文献に就て簡単な総括的考按を加え愚見を試みた.
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