Japanese
English
症例
原発性小腸Leiomyosarcomの穿孔性腹膜炎を合併せる一治験例
A case of primary leiomyosarcom complicated with perforated peritonitis
川上 弘大
1
,
淸水 義雄
1
,
中山 守一
1
,
板野 寬
1
Hiroo KAWAKAMI
1
,
Yoshio SHIMIZU
1
,
Schuiti NAKA-YAMA
1
,
Yutaka ITANO
1
1国立国府台病院外科
pp.461-464
発行日 1958年5月20日
Published Date 1958/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202189
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
I 緒 言
腹部の腫瘍はそれが外科的のものか婦人科的のものか外部からは触診その他の検査によつても判らない事があり,特に急性腹部症の場合には精査が出来ない為に診断が困難である.著者は穿孔性虫垂炎の疑で来院し,腹部に腫瘤を触れ其の他の臨床症状より卵巣嚢腫茎捻転と思い婦人科に送り開腹を受けたが,婦人科的疾患でないと判り引続いて著者が手術を進め腫瘍を摘出し,摘出標本の病理組織検査の結果Leiomyosarcomであつた一例を経験したので報告する.
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.