Japanese
English
特集 腫瘍
異所性褐色細胞腫の1例について
A case of ectopic pheochromocytoma
藤卷 雅夫
1
Masao HUJIMAKI
1
1新潜大学医学部外科教室
1Department of Surgery, Niigata University School of Medicine
pp.259-261
発行日 1957年4月20日
Published Date 1957/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201957
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Pheochromocytoma(褐色細胞腫,或は,クローム親和性細胞腫)は,副腎髄質稀には,副腎以外のクローム親和性組織から発生し,一方その腫瘍構成分によつて機能的に,持続的,或は間歇的血圧亢進を特徴とする腫瘍である.本症は1886年Fraenkel6)の記載報告以来200例にも達しているようであるが,本邦における本症の記載は甚だ少なく僅かに,村上1),浅野2),広田3),吉村4),久野5)等の報告を算するのみである.最近教室に於て褐色細胞腫の1例を手術により剔出治癒せしめ得たので,その症例を報告する.
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