Japanese
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綜説
最近4年7カ月間に於けるスポーツ外傷の統計
Statictis of sport injury during recent 4 years and 4 month
石塚 忠雄
1
,
吉永 栄男
1
Tadao ISHIZUKA
1
,
Yoshio YOSHINAGA
1
1東京恵会医科大学整形外科教室
1Department of Internal Jikeikai medical College
pp.665-670
発行日 1956年10月20日
Published Date 1956/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201859
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Ⅰ.緒言
スポーツの身体に及ぼす影響に就いては,スポーツの発達とその普及化にともない益々重要性を加えて来た.
我国に於いては昭和3年スポーツ医事研究会が発足してスポーツによる障害の他に,体力の増進を医学的に検討する事が始められた.また,ドイツに於ては1936年,ベルリンに開催されたオリンピックに際し,スポーツ医学会議が開かれ,新陳代謝と循環器,循環器と呼吸器,新陳代謝,練習衛生,心理とスポーツ.外傷医学,矯正体操,及び生物学的社会的問題などが討議され,系統的な輝しい業績を挙げた.また,昭和9年には,整形外科学会に於いて(スポーツと整形外科)が宿題報告として採用され,故齊藤一男教授が4,000の外傷と1,200名の選手について運動効果と運動障害を述べた.更に,13年は京都で開かれた日本医学総会の臨時分科会として体育医学会が開かれている.その他,齊藤,神中,高木等の業績がある.
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