Japanese
English
綜説
外科的胆道疾患の細菌学的並に組織学的檢査成績に就いて—特に対照上腹部疾患との比較
On the bacteriological and histological examination results of surgical gallway disease
坂本 馬城
1
,
石井 好明
1
,
松島 松翠
1
,
朴 潤植
1
,
保刈 伸雄
1
,
鈴野 克彥
2
,
奥平 雅彥
3
Maki SAKAMOTO
1
1東大分院外科
2東大分院中央検査室
3東大病理学教室
1The surgical clinic of Tokyo University branch Hospital
pp.31-35
発行日 1956年1月20日
Published Date 1956/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201753
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緒 言
胆道疾患の成因及び病態生理については既に多くの研究が見られるが,未だ解明されぬ点も多く殊に外科的胆道疾患は手術によつて治癒するものの多い反面,術後に多くの症状を残すことが少くない.所謂胆嚢剔出後症候群はこの典型的なものである.茲に本問題を根本的に検討し直すべく,吾々はまず胆道内の細菌学的並びに肝の組織学的検索を行い,臨床検査成績をも加えて,非胆道上腹部疾患を対照として比較検討した.
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