Japanese
English
綜説
静脈麻醉剤の使用経験例,特にThiobal及びRavonalについて
The experience in use of the intravenous anesthetics, especially of Thiobal & Ravonal
都香 隆
1
,
安井 愼太郞
1
,
岩井 邦夫
1
,
和田 壽郞
2
1札幌医大外科学教室 一般外科
2札幌医大胸部外科
1TSUDA Surgical Dept, SAPPORO Medical College
pp.624-626
発行日 1955年9月20日
Published Date 1955/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201675
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緒言
最近本邦に於ても麻酔学は長足の進歩をとげ,種々の大手術が安全に行われる様になつた.静脈麻酔法は1932年Wesseにょり,Evipan-Naが臨床的に認められてから使用方法の簡単,麻酔経過の円滑,副作用の僅少,覚醒の迅速な点等により漸次応用せられ現在Barbiturateが優秀な静脈麻酔剤として広く使用せられている.現在使用されているBarbiturateの主なものは第1表に示してある5種類である.
以上の内我々はPentothalの邦製品ThiobalとRavonalについて,第2表に示すように,夫々臨床例100例に使用しその効果を臨床的に比較してみた.
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