Japanese
English
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後恥骨前立腺摘出後の経驗
Anexperience of netropubic prostatectomy
山本 幹一
1
Kanichi YAMAMOTO
1
1熊谷協同病院外科
1Surgical clinic. Kyodo Hospital
pp.673-674
発行日 1954年9月20日
Published Date 1954/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201514
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- Abstract 文献概要
前立腺肥大症の手術に対しては私はそれが尿道を囲繞している関係上今まで行う勇気がなかつた.今までも年に2〜3回は老人の尿閉を訴えて来る者には單にカテーテル挿入で終つていた.
最近「手術」等にて盛んに後恥骨法が宣傳されるに及び本法を是非試みたいと念願していた所他医により金属カテーテルで尿道を損傷されて当院を訪れた患者があつて,その機会を得て全治させることが出来たので,その経驗を述べてみたいと思う.その前に40歳男の前立腺膿瘍を会陰式で切開した際視野及び操作面の非常に挾隘なのに驚いた.しかしこの後恥骨法によれば案外に充分な視野を得て,予め注意して行えば一般外科医にも可能な手術である事を御紹介したいと思う.
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