Japanese
English
症例
胎生性腎臟混合腫瘍の1例—並にその統討的観察
Case-report and Statistical Observation of Embryonal Mixed-cell Tumor of Kidney
原 勇
1
,
杉原 博
1
Isamu HARA
1
,
Hirosi SUGIHARA
1
1岡山大學醫學部津田外科教室
1Dept. Surgery of Tsuda, Okayama University Medical School
pp.91-93
発行日 1953年2月20日
Published Date 1953/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201196
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幼兒に於て腎臟は惡性腫瘍の好発部位であるが，その大半（67％）を占めるのが本症である（酉1））．本症は1872年Eberth2）がMyomo Sarcomatodes renumとして最初に報告し，本邦では明治32年中山3）が腎臟胎生腫として報告して以来，現在までに114例の報告がある．最近我々は本症の1例に遭遇したが，この例は本邦報告例中例を見ない巨大なるもので，且つ又，その摘出手術に成功し，術後9ヵ月なお健在であるので，此処にこの1例を報告する．
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