Japanese
English
症例
放線菌症の治療と其の経驗
On Treatment of Actinomycosis with Penicillin Report of Successfully Treated 3 Cases of Abdominal Actinomycosis
渡辺 三喜男
1
,
安井 完二
1
Mikio WATANABE
1
,
Kanzi YASUI
1
1國立舞鶴病院外科
1Surgery of Maizuru National Hospital
pp.360-361
発行日 1952年7月20日
Published Date 1952/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407201059
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
放線菌症は,初期には診断が困難で,多発性瘻孔を形成し,膿汁中に特有な菌塊顆粒を認めるに至つて初めて確診を下される場合が多い.一方経過が永く的確な療法がなかつた爲,50〜70%の高い死亡率を示して来た.化学療法の進歩と共に,今後は著しく死亡率が低下するであろうが,本症に対する化学療法は方式が区々で,診断,外科的療法も檢討を要するものと思われる.我々は最近経驗した3症例を挙げ,本症の化学療法並に外科的療法に考察を加えて見たい.
Copyright © 1952, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.