Japanese
English
外科と病理
直腸癌再発により尿管狭窄を来し尿毒症で死亡した1剖檢例
A Case Died by Uremia Caused by Uretral Stricture of Rccidived Rectum-crela
靑木 貞章
1
Sadaaki AOKI
1
1應義塾大學醫學部病理學教室
1Prof. of Pathology, Keio-Gijuku Univ. Medical School
pp.95-96
発行日 1952年2月20日
Published Date 1952/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200979
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
直腸癌は全大腸癌中過半数を占め且つ最も惡性度が高いとされているが早期に診断され根治手術が爲されゝば持続的治癒も亦相当高率に見られることも一般に知られている.併し手術後の再発も亦起り易い.そして直腸は腹膜により覆れていないので容易に淋巴行性に周囲に蔓延し結合織の増生により硬性癌様を呈し,小骨盤腔内臟器殊に直腸及び尿管を外部より圧迫し狭窄を起させることが屡々である.茲に述べる1例もそのような場合を示している.
Copyright © 1952, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.