Japanese
English
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急性及び慢性廻腸末端炎の2例
Two Cases of Acute and Chronic Terminal Ileitis
奥島 團四郞
1
Danshiro OKUSHIMA
1
1新居濱市別子病院外科
1Dept., of Surgery, Besshi Hospital
pp.576-579
発行日 1951年12月20日
Published Date 1951/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200940
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緒言
所謂Crohn氏病と云われるものは,現在廻腸末端炎,限局性廻腸炎,或は限局性腸炎等と呼ばれているが,之は1932年Crohn,Ginzburg,Oppenheimerが從来小腸の良性グラヌロームと云われていたものゝ中から一定の性状を有するもの14例をとり出し,始めて,terminalileitisと命名発表して以来多くの人々の注目を浴び,報告例もその数を増したが,我國に於ては外國の報告数に比較して少い様である.最前別子病院外科に於て,急性廻腸末端炎と,二次的に廻盲部摘出に成功した慢性廻腸末端炎の計2例を相衣いで経驗したので之を報告する次第である.
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