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急性リンパ腺炎のコンムニン療法
坂本 馬城
1
1東京大學附屬小石川分院外科
pp.21-24
発行日 1948年1月20日
Published Date 1948/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407200278
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シユワルツマン濾液の適當量が細菌感染に對して治癒的に作用する事が實驗的ならびに臨牀的に確められ,コンムニンとしてひろく知られるに及んで,丹毒をはじめ,癤,癰,蜂窩織炎,筋炎,骨髄炎等の急性化膿性疾患,外科的菌血症及び一部皮膚疾患に對するコンムニン療法の業績が相續いで發表せられている。著者は本療法を急性リンパ腺炎に應用した場合の效果の大要を報告する。この觀察はコンムニンが今日のような製品となる以前からつづけられていたもので,今日から見れば多少不適當とおもわれる處置法もないではないが,御參考になるかと思うので新舊の例をつきまぜて報告する。
コンムニンは以前は東大分院外科で作つたシユワルツマン濾液をつかつていたので,それらの治療例の使用量は,便宜に現在のコンムニン(フジ)の稀釋度(平均)に換算した。
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