特集 次代の外科専門医をめざしたトレーニングシステム
扉
pp.1149
発行日 2013年10月20日
Published Date 2013/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104743
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一昔前は,一人前の外科医になるためにはまず鉤引きから入り,糸結びを取得し,ヘモ,ヘルニア,アッペを経験し,その後,胆摘,さらに早期胃癌に対する胃切除という誰しもが認める流れがあった.昨今,術式そのものが変化し,開腹による胆摘は激減し,早期胃癌も腹腔鏡下手術が主になりつつある.そのような流れの中で,外科専門医をめざす若手をどのようにトレーニングするかは指導医の大きな悩みになっているのではないだろうか.
本特集では,各施設で実際にどのような流れで教育しているかを示していただき,各論では手術中の指導ポイントを記述していただいた.研修指定病院や外科学会認定施設の指導医へのヒントになり,また,これから外科専門医をめざす若手医師には重要なポイントが理解できることと思う.さらに,技術面にとどまらない,先輩医師たちからのメッセージもぜひお読みいただきたい.

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