特集 外科医のための癌診療データ
臓器別最新データ
11.膵・消化管神経内分泌腫瘍(NET)
膵・消化管NETの治療
土井 隆一郎
1
Ryuichiro DOI
1
1大津赤十字病院外科
pp.301-306
発行日 2012年10月22日
Published Date 2012/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104334
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
覚えておきたいデータ
◆胃NETで1cm以上,sm浸潤を伴うものは,D2郭清を伴う幽門側胃切除術あるいは胃全摘術の適応である.
◆直腸NETで2cmを超えるもの,または1~2cmで固有筋層浸潤,脈管侵襲,局所リンパ節転移の疑いがあるものは手術切除の適応である.
◆膵NET(G1/G2)に対するエベロリムス,スニチニブの有効性が示されており,無増悪生存期間の中央値は11か月である.
Copyright © 2012, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.