Japanese
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特集 炎症性腸疾患のすべて―新しい治療戦略
〔潰瘍性大腸炎〕
潰瘍性大腸炎の外科治療 ②腹腔鏡下手術
Laparoscopic total proctocolectomy with ileal-pouch analcanal anastomosis for ulcerative colitis
小澤 平太
1
,
中村 隆俊
2
,
國場 幸均
3
,
池田 篤
2
,
内藤 正規
2
,
佐藤 武郎
2
,
三浦 啓寿
2
,
筒井 敦子
2
,
小倉 直人
2
,
渡邊 昌彦
2
Heita OZAWA
1
1栃木県立がんセンター外科
2北里大学医学部外科
3京都府立医科大学消化器外科
pp.1235-1241
発行日 2012年10月20日
Published Date 2012/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104247
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【ポイント】
◆潰瘍性大腸炎(UC)に対する腹腔鏡下大腸全摘術(LTP)の適応は,UCの手術適応を満たすもののうち難治例がよい適応であり,重症例や緊急手術に対する安全性は明らかではない.
◆肛門挙筋群が明らかになるまで直腸を十分に剝離し,歯状線の1~1.5cm口側で直腸を切離する.
◆LTPは開腹大腸全摘術(OTP)に比べて出血量,術後疼痛,消化管機能の回復および合併症率の点で優れており,肛門機能は同等である.
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