昨日の患者
ケチケチするな
中川 国利
1
1仙台赤十字病院外科
pp.1015
発行日 2011年8月20日
Published Date 2011/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407103663
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病院での飲酒は原則的に厳禁である.しかし,病状によっては,節度ある飲酒ならば認可してもよいのではないかと思う.特にターミナルの患者さんではあえて大好きなお酒を禁止することはなく,逆に飲酒によって病状が改善することもある.
60歳代後半のOさんが大腸癌の再発で入院した.癌化学療法を施行したが無効で,癌性疼痛も生じたためモルヒネを用いた.また,不眠を訴えたため睡眠剤を処方したが,眠れないと訴えた.
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