Japanese
English
臨床報告
多発外傷を合併した外傷性胸部大動脈損傷の1例
A case of traumatic aortic disruption with multiple trauma
岡田 昌彦
1
,
亀崎 真
1
,
松本 順彦
1
,
大倉 淑寛
1
,
三上 学
1
,
濱邉 祐一
1
Masahiko OKADA
1
1東京都立墨東病院救急診療科・救命救急センター
キーワード:
外傷性胸部大動脈損傷
,
多発外傷
,
ダメージコントロール
,
下行大動脈置換術
,
percutaneous cardiopulmonary support(PCPS)
Keyword:
外傷性胸部大動脈損傷
,
多発外傷
,
ダメージコントロール
,
下行大動脈置換術
,
percutaneous cardiopulmonary support(PCPS)
pp.407-411
発行日 2009年3月20日
Published Date 2009/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102517
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はじめに
鈍的多発外傷に伴う外傷性胸部大動脈損傷は受傷後24時間以内に大半が死亡するという非常に重篤な病態である1).今回われわれは,墜落外傷による外傷性胸部大動脈破裂と肝損傷,骨盤骨折の多発外傷によるショック状態で受診した患者に対してダメージコントロールを取り入れた緊急手術を行い救命した1例を経験したので報告する.
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