Japanese
English
臨床報告
腹腔鏡下囊胞天蓋切除術を施行した,囊胞液内CA19-9が高値であった巨大脾囊胞の1例
A case of splenic cyst with a high level of CA19-9 in the cyst fluid, in which and laparoscopic dome resection was performed
川田 康誠
1
,
木村 正美
1
,
堀野 敬
1
,
西村 卓祐
1
,
松下 弘雄
1
,
原田 洋明
1
Kosei KAWATA
1
1健康保険人吉総合病院外科
キーワード:
脾囊胞
,
腹腔鏡下手術
,
囊胞天蓋切除
,
CA19-9
Keyword:
脾囊胞
,
腹腔鏡下手術
,
囊胞天蓋切除
,
CA19-9
pp.1277-1279
発行日 2008年9月20日
Published Date 2008/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102270
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はじめに
脾囊胞は比較的稀な疾患であるが,画像診断の進歩によって報告例が増えている.脾囊胞は良性疾患が多く,脾摘後の合併症や脾機能温存面から,最近では脾温存手術が推奨されている1).また,近年の腹腔鏡下手術の進歩によって腹腔鏡下囊胞天蓋切除術の報告が散見される.
今回,われわれは腹腔鏡下囊胞天蓋切除術を施行し,囊胞液中のCA19-9が高値を示した巨大脾囊胞の1例を経験したので報告する.
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