Japanese
English
臨床報告
腹腔鏡下に摘出し得た大網原発Castlemanリンパ腫の1例
Laparoscopic resection in a rare case of Castleman's lymphoma of the greater omentum
小濱 和貴
1
,
中村 健一
1
,
伊藤 孝司
1
,
瀬尾 智
1
,
新蔵 信彦
1
,
光吉 明
1
Kazutaka OBAMA
1
1三菱京都病院消化器外科
キーワード:
Castlemanリンパ腫
,
大網腫瘍
,
腹腔鏡下手術
Keyword:
Castlemanリンパ腫
,
大網腫瘍
,
腹腔鏡下手術
pp.999-1003
発行日 2008年7月20日
Published Date 2008/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102206
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はじめに
Castlemanリンパ腫は1954年にCastlemanら1,2)によって胸腺腫類似の縦隔リンパ節過形成として最初に報告されたリンパ増殖性疾患である.わが国では20~40歳代の比較的若年者に多く,縦隔や頸部,後腹膜が好発部位とされ3),大網における発生は稀である.
今回,われわれは,きわめて稀な大網由来Castlemanリンパ腫に対し,腹腔鏡下に摘出し得た症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
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