Japanese
English
臨床報告・1
遊離空腸採取後の吻合部を先進部とする腸重積の1例
A case report of the intussusception of an end-to-end intestinal anastomosis after a free jejunal autograft
川崎 健太郎
1,2
,
黒田 大介
1
,
白川 幸代
1
,
山本 将士
1
,
神垣 隆
1
,
黒田 嘉和
1
Kawasaki Kentaro
1,2
1神戸大学大学院医学系研究科消化器外科
2神戸大学大学院医学系研究科光学診療部
キーワード:
遊離空腸
,
腸重積
,
空腸空腸吻合
Keyword:
遊離空腸
,
腸重積
,
空腸空腸吻合
pp.263-266
発行日 2007年2月20日
Published Date 2007/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407101191
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はじめに
腸重積のほとんどは幼少期に発症し,成人発症例は全腸重積の4~16%で比較的稀とされる1).成人の発症原因の80%は腫瘍,憩室,炎症などの器質的疾患であるが2),稀に術後の吻合部が原因になることがあり,成人腸重積の1.2~4.0%と報告されている3).
今回,遊離空腸採取後の空腸空腸吻合部を先進部とする腸重積を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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