特集 小外科・外来処置マニュアル
Ⅷ.四肢・皮膚
89.膝関節靱帯損傷
出家 正隆
1
,
泉田 泰典
1
,
越智 光夫
1
Masataka DEIE
1
1広島大学大学院医歯学総合研究科整形外科学
pp.276-277
発行日 2004年10月22日
Published Date 2004/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100865
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はじめに
膝関節は荷重関節であり,靱帯や半月などの関節内軟部組織が発達している.これら組織はスポーツによる損傷,また加齢による変性損傷を生じやすく,適切な治療が行われない場合機能障害の残存,変形性関節症を惹起するので,十分に留意して診断・治療をすべきである1)膝関節靱帯には主に前十字靱帯,後十字靱帯,内側側副靱帯,外側側副靱帯の4つがある.本稿ではこれら靱帯の診断・治療について述べる.
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