Japanese
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特集 肛門疾患診断・治療の実際
PPHによる痔核手術―環状自動縫合器を用いた痔核吊り上げ固定術
PPH for surgery of hemorrhoids: circular stapled hemorrhoidopexy
辻仲 康伸
1
,
松尾 恵五
1
,
浜畑 幸弘
1
,
堤 修
1
Tsujinaka Yasunobu
1
1東葛辻仲病院
キーワード:
痔核
,
脱肛手術
,
環状縫合器
Keyword:
痔核
,
脱肛手術
,
環状縫合器
pp.979-983
発行日 2004年8月20日
Published Date 2004/8/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100698
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要旨:PPHは痔核脱肛手術の手術法の一つとして選択しうる方法となった.痔核組織自体は病的ではなく肛門機能を保つクッションとして不可欠なものと理解されつつある.脱肛症状は肛門クッションの肛門管外への滑脱の結果であるため,肛門クッションを吊り上げ固定する本法に適した痔核脱肛症例を正しく選択することが重要である.しかし直腸穿孔や骨盤膿瘍などの重篤な合併症も起こりうるため,習熟した術者が慎重に手技を行うことが最大の予防策と考えられる.
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