Japanese
English
臨床報告・1
著明な低アルブミン血症をきたした大腸結核症の1切除例
A resected case of colonic tuberculosis with remarkable hypoalbuminemia
小林 広典
1
,
杉原 重哲
1
,
鶴田 豊
1
,
金子 隆幸
1
,
江上 哲弘
1
,
播磨 健三
1
,
瀬戸口 美保子
1
Kobayashi Hironori
1
1社会保険下関厚生病院外科
キーワード:
大腸結核
,
低アルブミン血症
,
原発性腸結核
Keyword:
大腸結核
,
低アルブミン血症
,
原発性腸結核
pp.87-91
発行日 2004年1月20日
Published Date 2004/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100527
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はじめに
大腸結核症の症例報告は散見されているが,術前診断の正診率は高くなく,その存在をつねに念頭において診療にあたる必要があると考えられる1).今回,筆者らは上行結腸の全周性狭窄および著明な低アルブミン血症を認め,結腸癌を疑い手術を行ったところ,大腸結核症が原因であった1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
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