特集 癌治療のプロトコール2005-2006
Ⅹ.肺癌治療のプロトコール
仙台厚生病院呼吸器センター外科・他
稲沢 慶太郎
1
,
由岐 義弘
1
,
菅原 俊一
2
,
中村 雄介
1
,
本田 芳宏
2
,
堀越 理紀
2
,
小林 隆夫
2
,
石本 修
2
1仙台厚生病院呼吸器センター外科
2仙台厚生病院呼吸器センター内科
pp.313-318
発行日 2005年10月22日
Published Date 2005/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100238
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はじめに
肺癌は1998年から悪性新生物のなかで死亡数が第1位になり,現在も年間死亡者数が増加している.治療に関して種々の研究がなされているにもかかわらず,その治療成績は満足のいくものではない.最近,胸部CTを用いた肺癌検診が普及し,小型肺癌症例が発見されるようなり,早期のうちに切除を行い良好な5年生存率が得られるようになってきている.
本稿では,開業医や診療所などからの紹介を受ける当施設における,このような早期病変に対する診断・治療を含め,現在行われている非小細胞肺癌治療のプロトコールを紹介する.
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