特集 癌治療のプロトコール2005-2006
Ⅱ.胃癌治療のプロトコール
東邦大学医療センター大橋病院・東邦大学医学部外科学第3講座
中村 陽一
1,2
,
炭山 嘉伸
1,2
,
長尾 二郎
1,2
,
斉田 芳久
1,2
,
中村 寧
1,2
,
片桐 美和
1,2
,
榎本 俊行
1,2
,
渡辺 学
1,2
,
草地 信也
1,2
1東邦大学医療センター大橋病院
2東邦大学医学部外科学第3講座
pp.67-73
発行日 2005年10月22日
Published Date 2005/10/22
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407100208
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はじめに
当施設の外科は臓器ごとのグループ診療を実施しており,それぞれ関連診療科と協力し,初診から術前診断,治療方針の決定,内視鏡治療,手術,化学療法,そして緩和ケアまでを可能な限り同一の主治医と担当医で行っている.このことで,患者や患者の家族とのコミュニケーションを深め,より満足度の高い医療を行うことができる.胃癌治療に関しては,治療の大原則は「胃癌治療ガイドライン」1)に準じた治療を実践している.
本稿では,われわれが治療に際し心掛けている内容について記載する.
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