Japanese
English
特集 てんかん
難治性てんかんの外科病理—脳形成異常症を中心に
Surgical Pathology of Intractable Epilepsy:With a Reference to Cerebral Malformation
新井 信隆
1
Nobutaka Arai
1
1東京都神経科学総合研究所臨床神経病理学研究部門
1Department of Clinical Neuropathology, Tokyo Metropolitan Institute for Neuroscience
キーワード:
intractable epilepsy
,
neurosurgery
,
cortical dysplasia
,
tuberous sclerosis
,
pathology
Keyword:
intractable epilepsy
,
neurosurgery
,
cortical dysplasia
,
tuberous sclerosis
,
pathology
pp.401-408
発行日 1997年5月1日
Published Date 1997/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406901101
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I.はじめに
難治性てんかん患者に対する一つの治療選択として脳外科治療が増加するにつれ,てんかん原性あるいはてんかんに関連したと考えられる数多くの病理所見が外科病理の現場で明らかになっている1〜4,8,9,17,18,24,25,41,42)。これらの知見の集積は,画像所見を含む臨床像との対応に関する検討34,36)を行うことにより,今後術前臨床診断という観点から寄与するものと思われる。本稿では,近年特に行われつつある小児難治性てんかんにおける脳形成異常の外科病理学的な知見などを中心に,難治性てんかんの外科病理の現場において遭遇する所見の様々を紹介する。
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