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海外文献抄録
糖尿病性足潰瘍における自律神経性ノイロパチーの役割,他
The role of autonomic neuropathy in diabetic foot ulceration: Ahms ME, Delbridge L and Le Ouense LP/J Neurol Neurosurg Psychiatry 49: 1002-1006, 1986
大友 英一
1
,
吉田 泰二
2
1浴風会病院
2新潟大学脳研神経病理
pp.1201-1203
発行日 1986年12月1日
Published Date 1986/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205828
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40〜67歳の糖尿病性ノイロパチーを有するが足の潰瘍の既往のない30例,ノイロパチーがあり活動性の足潰瘍あるいはその既往のある30例,ノイロパチーのない糖尿病30例および対照例30例について自律神経機能を検討した。ノイロパチーの測定はアキレス腱反射,pin prickに対する態度,振動覚などを指標とし,自律神経機能検査では副交感神経機能としてValsalva法時の心拍数,深呼吸時の心拍間の動揺,立位に対する心拍数を採用し,交感神経系機能としてはhandgrip中の血圧上昇,立位時の血圧低下を採用した。
4群間で年齢分布に有意差はなく,糖尿病の罹病期間はノイロパチーのない糖尿病群では他の糖尿病の2群に比し有意に短かかったが,他の2群の糖尿病間では有意差はなかった。
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