--------------------
あとがき
生田 房弘
pp.423
発行日 1981年4月1日
Published Date 1981/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204752
- 有料閲覧
- 文献概要
4月号をお届けする。毎年,永く雪に閉ざされる越後の国に, "雪がとければ 越路の春は 晦も桜も みな開く おらが心の……………"という,春の到来を心から喜んでの唄がある。永い冬の間,厳しい吹雪の中でじ一つと耐え,膨らんできた硬い蕾が,今月は一斉にほころび始め,新緑が全国の山野に萌えぎ出ることであろう。
4月はまた,学問の世界の新春でもある。医学の分野でも,やがて数々の試験の末に,国家試験を突破した有能な新人達が,それぞれ「決断」した科を選び,胸ふくらませながら隊伍に参加してくれることであろう。
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.