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あとがき
生田 房弘
pp.297
発行日 1984年3月1日
Published Date 1984/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406205290
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本号では,「形態学より見た腸管神経系」と題する総説原稿を愛媛大学の小室・藤原・上原三先生より戴くことが出来た。代わって心からの御礼を申し上げたい。
つい数日前にもこんな経験があった。16歳の男の子が脊髄神経根に広範な腫瘍を生じ,その組織診断に迷っているさなか,その子には生後間もなく皮下に腫瘤を生じ,biopsyされて消失した既往歴のあったことを知らされた。そして16年間保存されていたそのブロックとの比較から,それがneuroblastomaの再発であることを教えられた。
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