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あとがき
大友 英一
1
1浴風会病院
pp.225
発行日 1979年2月1日
Published Date 1979/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204380
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最近日本語が乱れているとよく言われる。確かに奇想天外のあて字をみることがある。しかし,日本人の使う外国語も乱れて(?)いるように思われる。まず勝手な省略が多いことであろう。論文には省略の際,originalを書き,次に括弧内に省略を書き,更に"以下かくの如く省略する"と述べるのが常識であるが,時には省略のみがでてくる。とくに学会抄録に多いが,これには字数の制限も関係していると思われる。しかし,何の省略か全く見当のつかないことも稀ではない。
例をあげるとCRという省略のoriginalとして,Cross-reaction,毛細管抵抗値,Congo-red,交換率,(急性白血病の)完全寛解率,条件反射,Conversionration,蝸牛電気反応,Condenser ratio,Chicken redcell,(血清)赤血球寒冷凝集反応(CR),Thermal crachedgasolin (CR)などがある。
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