あとがき

　"Functioning adenoma"という比較的耳新しいテーマの特集をお送りする。

　最近松果体部腫瘍，下垂体腫瘍および鞍上部腫瘍などにおけるHCCT,prolactinなどの測定が診断，経過，予後に有用であることが報告されている。またTRHと小脳変性症，ALSとestro—gen,androgenとの関連などかつてはおおよそ縁がなさそうに思われた神経疾患とホルモンとの関連が注目されて来ており，今後の進展が期待される。