Japanese
English
--------------------
海外文献抄録
Erythrocyte survival in Duchenne muscular dystrophy./Adornato, B. T., Corash, L. & Engel, W. K., Neurology, 27 : 1093-94, 1977.
大友 英一
pp.424-425
発行日 1978年4月1日
Published Date 1978/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406204234
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
Duchenne型筋ジストロフィ症における赤血球の生存日数
Duchenne型ジストロフィに全般的なplasmalemmaldefectが存在する説を主張するものはこれを支持することとして,赤血球膜の異常,たとえば溶解赤血球膜の主要蛋白の燐酸化の増加,赤血球の形状の異常,滲透圧に対する脆弱性の増加,異常燐脂質の増加などに注目し,また血清hemopexinの増加を赤血球生存日数の滅少に関連するhemoglobin turnoverの増加に対する反応と解釈している。このようなことから,8〜18歳の男子Duchenne型ジストロフィ症を対象として溶血を検討した。症例は血清CPK増加を有する確実なジストロフィ症である。
赤血球生存FI数はChromium標識赤血球の半減期(T50)で表現したが,著者らの検査室の正常値は23〜32日である。
Copyright © 1978, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.