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D.M.と悪性貧血合併は古くPa—rkinsonが見ており,免疫学的方法でみると,糖尿患者では胃粘膜抗体発見が一般より高頻度であるといわれ,Ungar (Lancet, 2: 415, 1968)はintrinsic factor, parietal cellに対する抗体がDMにきわめて高いとしている。したがってDMとPAとの連関性は今や確立されつつあるといつてよい。しかし他方DMの血中VB12は正常という説が多く,また,たとえ正常でもDM性retino—pathy, neuropathyにB12を与えるとそれが軽快するともいわれる。そこで著者らはDM europathy 87例(主症はpain 21, tingling 43,reflex changeほとんど大多数,vibration sense loss 46, cutaneous—sense loss 28, joint-position-senseloss 12)のうち,8例は明かなB12欠乏を示した。主所見は上記に一致するが,直腸,膀胱障害はなかつた。1例は急死(非解剖),7例でみると,B121000μg毎日,1週,っいで1週につき1000μgの治療,5〜8月後follow upすると,5例はdramaticに改善,歩行,発音,反射全く回復。治療前の血清B12<50Pg/ml,Schillingテスト0〜1.22%。
さてBath地区で14年間26例のDM neuropathyのうち13例をしらべることができた。41〜71(平均56),EMG (M.ext, dig.br.)3例,denervated, conduction velo—city (N.1at.papl.)31〜60m/secで,正常以下7例。
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