Japanese
English
脳・脊髄のMRI画像アトラス
髄膜腫の3D-TOF法MRA
Meningioma on Brain MRA Using 3D-TOF Sequence
池田 憲
1,3
,
中澤 勝
1
,
田村 政紀
2
,
岩崎 泰雄
3
1PL東京健康管理センター神経内科
2PL東京健康管理センター内科
3東邦大学大森病院神経内科
pp.810-811
発行日 2004年9月1日
Published Date 2004/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100343
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髄膜腫は脳ドックでよく遭遇する成人の脳腫瘍である。今回,日常の診療で施行されている頭部MR angiography(MRA)で本腫瘍に特徴的な栄養動脈である外頸動脈が明瞭に描出できた2例を呈示する。
症例1 46歳男性。無症候性髄膜腫。
〔画像所見〕 頭部MRI(1.5 Tesla Hitachi Stratis II)では,左側蝶形骨縁に境界明瞭な2cmサイズのT1強調像で軽度の低信号域,T2強調像で高信号域を認めた(図1A,B)。3D-time-of-flight(TOF)法による頭部MRA の元画像で病巣に接した硬膜動脈が描出された(図1C)。0.6mm厚のMRA元画像を再構成したmaximum intensity projection (MIP)画像で外頸動脈由来の硬膜動脈が確認された(図1D,E)。
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