Japanese
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特集 脳ドックの新しい診療ガイドライン
3.無症候性頸部・脳主幹動脈狭窄病変
The Management for Asymptomatic Stenoses of Carotid and Intracerebral Arteries
佐藤 徹
1
,
橋本 信夫
1
Tetsu Satow
1
,
Nobuo Hashimoto
1
1京都大学大学院医学研究科脳神経外科
1Department of Neurosurgery, Kyoto University Graduate School of Medicine
キーワード:
asymptomatic stenosis
,
carotid artery
,
antiplatelets
,
carotid endarterectomy
,
stenting
Keyword:
asymptomatic stenosis
,
carotid artery
,
antiplatelets
,
carotid endarterectomy
,
stenting
pp.21-28
発行日 2004年1月1日
Published Date 2004/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1406100180
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はじめに
近年,脳ドックの普及あるいは高血圧,糖尿病や虚血性心疾患を有する患者のスクリーニング検査としての頸動脈エコーのルーチン化などにより,無症候性の頸部・脳主幹動脈の狭窄が発見される機会が増加の一途をたどっている。このようにいわば偶然発見された狭窄,閉塞病変に対しての治療のゴールはあくまでも脳梗塞の発生の予防であることはいうまでもない。これらの病変に対しどのような治療が必要かつ妥当かということに関して,本稿では2003年6月に発表された日本脳ドック学会のガイドラインに基づき概説する。
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