特別企画 WPA 2002 横浜大会に期待する
第12回世界精神医学会(WPA)横浜大会に期待する
河合 隼雄
,
海原 純子
1
,
安田 恒人
2,3
,
小出 五郎
4,5
,
古屋 治男
6
,
広田 和子
,
南 砂
7
,
前田 絢子
8
,
山下 格
9
,
藤臣 柊子
,
田村 文栄
10
,
香山 リカ
1海原メンタルクリニック
2宮城県医師会
3宮城県精神科病院協会
4大妻女子大学
5NHK
6財・全国精神障害者家族連合会
7読売新聞解説部
8北星学園大学
9神奈川県精神保健ボランティア連絡協議会
10CMSA(地域精神保健社会福祉協会)
pp.714-725
発行日 2002年7月15日
Published Date 2002/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405905084
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心の精神医学に期待する
世界精神医学会がアジアにおいて初めて開かれることになった。そして,その場所として「横浜」が選ばれたのも象徴的である。横浜は明治以来,日本の玄関として海外の国々に開かれてきた場所である。
世界の精神医学者が集まってくる学会が,せっかく日本で開催されるのだから,やはり,そこには,日本あるいはアジアの持つ特性を反映させる面も出してほしいと願っている。この会の標語は「手をつなごう心の世紀に」となっている。英語のスローガンとはやや異なる表現になっているが,こんなところにも,日本で行うための工夫があるのかもしれない。
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