Japanese
English
短報
精神症状出現にマジックマッシュルーム摂取が関与したと考えられる2症例
Two Cases of Addicts with Psychotic Symptoms Induced by Magic Mushroom
松本 俊彦
1
,
宮川 朋大
1
,
矢花 辰夫
1
,
飯塚 博史
1
,
岸本 英爾
1
Toshihiko MATSUMOTO
1
,
Tomohiro MIYAKAWA
1
,
Tatsuo YABANA
1
,
Hiroshi IIZUKA
1
,
Hideji KISHIMOTO
1
1神奈川県立精神医療センターせりがや病院
1Kanagawa Prefectural Center of Psychiatry, Serigaya Hospital
キーワード:
Cannabis
,
Drug abuse
,
Hal-lucinogens
,
Magic mushroom
,
Psilocybin
Keyword:
Cannabis
,
Drug abuse
,
Hal-lucinogens
,
Magic mushroom
,
Psilocybin
pp.1097-1099
発行日 1999年10月15日
Published Date 1999/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405904859
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近年,薬物汚染拡大の中で,乱用の対象となる薬物は多様化し,海外のドラッグカルチャーの影響を受けてファッション化の傾向がある。こうした風潮の中で,若者向けの雑誌では,「合法ドラッグ」が好奇心を煽るような内容で紹介されることも珍しくない。現在,市販鎮咳剤やブタンガスを除けば,「合法ドラッグ」の乱用の実態や弊害について精神科臨床で問題とされることはまれである。今回我々は「合法ドラッグ」の1つであるマジックマッシュルームmagic mushroom(以下,MM)が精神症状に関与したと考えられる2症例に遭遇したので,これを報告し,若干の考察を加える。
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